宗圓寺(そうえんじ)は、西本願寺のお寺です。名古屋は西本願寺のお寺が少なく、「なかなか西本願寺の寺が見つからない」といわれます。新たに寺をお探しの方、故郷にお手次寺があるけどこの地でお参りできる寺を探したい方、当サイトをご覧いただきましたらどうぞ、宗圓寺にご連絡ください。名古屋の中心に所在しますから、市内全域はもちろんその周辺までお伺いできます。そして何よりも、丁寧な読経を心がけています。
 宗圓寺ホールは、宗旨や業者を問わずどなたでも葬儀にご利用いただけます。落ち着いた雰囲気で、家族葬や小規模葬に最適です。また、ご葬儀以外のご利用にも対応しますので、ご相談ください。
 お参りできる場所があることの安心はとても大きいと思います。当サイトにお越しくださった皆様方との新たなご仏縁に感謝いたします。合掌  宗圓寺住職 

2016/12/31

今月の言葉(2017年1月)
 ※「今月の言葉」は、山門と通用門脇の各掲示板に毎月初めに掲示します。

「無明[むみょう]の闇[あん]を破[は]するゆえ 智慧光仏[ちえこうぶつ]となづけたり」 (親鸞聖人「浄土和讃」より)

今年の、この上段の言葉は、真宗教団連合※発行の2017年版「法語カレンダー」からご紹介します。それらはすべて、親鸞聖人作の「和讃わさん」から選ばれています。
「無明むみょう」とは、真理に暗く、“縁起えんぎ”の道理を知らないことをいい、あらゆる煩悩の根源となります。仏様の智慧の光に照らされたとき、その闇が破れるといいます。自分の力を頼りにしてどれほどのことができるのでしょうか。せめて、時には自分以外の物差しを当ててみたいものです。

※ 真宗教団連合は、真宗十派(①浄土真宗本願寺派・・・西本願寺 ②真宗大谷派・・・東本願寺 ③真宗高田派 ④真宗仏光寺派 ⑤真宗興正派 ⑥真宗木辺派 ⑦真宗出雲路派 ⑧真宗誠照寺派 ⑨真宗三門徒派 ⑩真宗三元派)で組織されています。


「生きる喜びにめざめさせてくださるのが ほとけさま」 (東井義雄師)

下段は、今年は東井義雄師の言葉です。師は兵庫県出身(1912-1991)の著名な教育者(主に小・中学校 校長先生もなさった)で、浄土真宗僧侶。
この頃はすぐ「絆」という言葉を使いますが、目に見える実在の人、同じ時代に生きる方とだけではなく、ほとけさまになられた方との対話、過去の方との対話も重要なのでは。実はそういう方と確実につながっている。身近なほとけさまのとの対話から自分の生かされている位置(意味)がわかり、そこに生きる喜びに目覚めるヒントがあるように思うのですが・・・。



 
宗圓寺墓地入口にある東井先生の言葉

〈1月は“ご和讃”について〉
今年の「今月の言葉」は親鸞聖人作の“和讃”からです。聖人の著作は普通漢文で著されていますが、「和讃わさん」はひらがな交じりの和文による七五調の歌で、平易な言葉でみ教えを伝えようと晩年になって作られました。浄土和讃、高僧和讃、正像末和讃(以上「三帖さんじょう和讃」)など約500首あります。
最も有名で親しまれている「如来大悲の恩徳は 身を粉にしても報ずべし 師主知識の恩徳も 骨をくだきても謝すべし」の恩徳讃[おんどくさん]もその一つです。