2017/12/01

今月の言葉(2017年12月)

 ※「今月の言葉」は、山門(A)と通用門(B)の各掲示板に毎月初めに掲示します。
    (山門脇の「言葉」は、真宗教団連合発行の「法語カレンダー」より)
 ※恥ずかしながら、住職が揮毫した「言葉」を掲示しています。


今月の言葉(A)
「弥陀の回向の御名なれば 功徳は十方にみちたまう」
                    (親鸞聖人作『正像末和讃』より)

和讃全文
無慚無愧[むざんむぎ]のこの身にて
 まことのこころはなけれども
 弥陀の回向[えこう]の御名なれば
 功徳は十方にみちたまふ

現代語訳
罪を恥じる心がないこの身には、まことの心などないけれども、阿弥陀仏があらゆるものに回向してくださる名号であるから、その功徳はすべての世界に満ちわたっている。

※名号・・・阿弥陀仏の名。南無阿弥陀仏のこと。
※回向・・・一般には、自己の善行の功徳を自身の菩提、または他にさしむけること。浄土真宗では特に、阿弥陀仏が本願力をもって、その功徳を衆生にふりむけること(他力回向、本願力回向)をいう。
※十方・・・すべての方角を表す語。東西南北、上下の六方に、東南、東北、西南、西北を合わせたもの。



今月の言葉(B)
「生きているということは 死ぬいのちをかかえている
ということ」 (東井義雄師)


「正月は冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」。今年も早師走となり何かと慌ただしいことになってきました。来月はお正月ですが、あの一休禅師は正月に頭蓋骨を持って街を歩いたそうです。その真意は・・・。世の無常。しかしながら、その死ぬいのちは、まことに多くの他のいのち、やはり死ぬいのちによって支えられています。さて私たちは、そういういのちをどのように生きるべきなのでしょうか。




<12月8日は「成道会」>

12月は師走と呼ばれ、年末の忙しさから普段は落ち着いている「師」も走る、といわれます。その師は先生か、はたまた坊さん(法師)か、なんて話はどなたもご存知と思います。
その12月の8日は、仏教にとってとても重要な日です。音楽好きの住職にとってはすぐ12月8日は、あのビートルズのジョン・レノンが射殺された日、と思ってしまいますが・・・。もう37年も経ってしまった1980年のことでした。また、76年前の12月8日は太平洋戦争の開戦記念日でもありました。わが国の行く末を考える記念日にしたらどうか、と思うのですが…。
さて、仏教では12月8日は「成道会じょうどうえ」。釈尊(お釈迦様)の成道(仏になること、さとりを開くこと)を祝う日です。先月のここでここで述べましたが、釈尊は35歳の時、インドのブッダガヤにおいて菩提樹下でさとりを開かれました。