今月の言葉(2019年6月)
※「今月の言葉」は、山門(A)と通用門(B)の各掲示板に毎月初めに掲示します。
(山門脇の「言葉」は、真宗教団連合発行の「法語カレンダー」より)
※恥ずかしながら、住職が揮毫した「言葉」を掲示しています。
※2019年1月より、A3用紙に仏教に関する内容を簡単にまとめ、「A3仏教」と名付 けて上記掲示板に掲示することにしました。若干手を加える場合がありますが、ここにも掲げることにします。
今月の言葉(A)
「無碍の光明信心の人をつねにてらしたもう」
(親鸞聖人作『尊号真像銘文』より)
現代語訳
(首楞厳院源信和尚の銘文にある「大悲無倦常照我身」を釈して)
何ものにもさまたげられることのない光明は、信心の人を常にお照らしになるというのである。
※何ものにもさまたげられることのない光明・・・仏、菩薩の身心にそなわる光。迷いの闇を破し、真理をさとりあらわす仏、菩薩の智慧を象徴するもの。
※『尊号真像銘文』・・・親鸞聖人がその当時に本尊として安置された名号や祖師の絵像の讃文を解説されたもの。
今月の言葉(B)
「私というものは
私の思いよりもっと深い意義をもっている」
(真宗大谷派僧侶、仏教学者)

あるアンケートによると、祖父母は‟家族”ではなくて‟親族”だそうです。確かにそう言えばそうかもしれませんが、生まれた時から現在まで祖父母と一緒に暮らし、子どもから言うところの祖父母(つまり私の両親)と暮らしている者としては違和感のある結果です。祖父母は‟家族”だと思っていました。
時代は変化しますので、その結果についてはこれ以上は触れませんが、‟私”は合計4人の祖父母をはじめ、数えきれないほどのご先祖の存在によって存在していることは事実でしょう。
そのご先祖の願いや思いがこの‟私”にかけられていることも簡単に想像できます。
多くのアスリートたちが、亡き祖父母や両親・コーチ、あるいは応援してくれる人々などの願いや期待に応えようと頑張り、その願いや期待を力に変換して自分の力以上の結果を出している。試合後のインタビューでよく、そのようなことが語られています。
※安田理深[やすだりじん]・・・1900~1982、真宗大谷派僧侶、仏教学者
《 ご法事の服装 》 …「A3仏教」2019.5
「A3仏教」はレコードコンサートのご案内のため、5月の掲示が極めて短期間でしたので、今月も引き続き同じ話題を掲示しました。その関係でこちらも5月に引続きおなじものを掲載します。ご了承ください。

この頃、「ご法事にはどんな服装がいいですか?」とよく尋ねられます。実際は黒の礼服(喪服?)にすべきですか、ということのようです。以前は、お葬式や通夜の服装については時々尋ねられましたが、ご法事についてはあまり尋ねられた記憶がありません。
一周忌(あるいは三回忌)までなら悲しみの気持ちから黒(喪服)もいいでしょうが、私どもの宗派では七回忌以降は“赤いろうそく”を用いますからもう、黒は止めて平服にしませんか。結婚式でも礼服は黒だからという方は、ネクタイを白にしませんか。いつまでも悲しみ中心ではなく、仏法に遇う喜びを表現したいです。お浄土に往生されて仏様になられた故人も、それを望んでおられるのでは?
真宗門徒は服の色よりも、❝門徒式章❞【右写真】の着用を心がけたいです。
なお、喪服は、喪に服する立場の人が着るのが本来ですから、それ以外の方が着用されるのは間違いです。
※「今月の言葉」は、山門(A)と通用門(B)の各掲示板に毎月初めに掲示します。
(山門脇の「言葉」は、真宗教団連合発行の「法語カレンダー」より)
※恥ずかしながら、住職が揮毫した「言葉」を掲示しています。
※2019年1月より、A3用紙に仏教に関する内容を簡単にまとめ、「A3仏教」と名付 けて上記掲示板に掲示することにしました。若干手を加える場合がありますが、ここにも掲げることにします。
今月の言葉(A)
「無碍の光明信心の人をつねにてらしたもう」
(親鸞聖人作『尊号真像銘文』より)
(首楞厳院源信和尚の銘文にある「大悲無倦常照我身」を釈して)
何ものにもさまたげられることのない光明は、信心の人を常にお照らしになるというのである。
※何ものにもさまたげられることのない光明・・・仏、菩薩の身心にそなわる光。迷いの闇を破し、真理をさとりあらわす仏、菩薩の智慧を象徴するもの。
※『尊号真像銘文』・・・親鸞聖人がその当時に本尊として安置された名号や祖師の絵像の讃文を解説されたもの。
今月の言葉(B)
「私というものは
私の思いよりもっと深い意義をもっている」
(真宗大谷派僧侶、仏教学者)
あるアンケートによると、祖父母は‟家族”ではなくて‟親族”だそうです。確かにそう言えばそうかもしれませんが、生まれた時から現在まで祖父母と一緒に暮らし、子どもから言うところの祖父母(つまり私の両親)と暮らしている者としては違和感のある結果です。祖父母は‟家族”だと思っていました。
時代は変化しますので、その結果についてはこれ以上は触れませんが、‟私”は合計4人の祖父母をはじめ、数えきれないほどのご先祖の存在によって存在していることは事実でしょう。
そのご先祖の願いや思いがこの‟私”にかけられていることも簡単に想像できます。
多くのアスリートたちが、亡き祖父母や両親・コーチ、あるいは応援してくれる人々などの願いや期待に応えようと頑張り、その願いや期待を力に変換して自分の力以上の結果を出している。試合後のインタビューでよく、そのようなことが語られています。
※安田理深[やすだりじん]・・・1900~1982、真宗大谷派僧侶、仏教学者
《 ご法事の服装 》 …「A3仏教」2019.5
「A3仏教」はレコードコンサートのご案内のため、5月の掲示が極めて短期間でしたので、今月も引き続き同じ話題を掲示しました。その関係でこちらも5月に引続きおなじものを掲載します。ご了承ください。

一周忌(あるいは三回忌)までなら悲しみの気持ちから黒(喪服)もいいでしょうが、私どもの宗派では七回忌以降は“赤いろうそく”を用いますからもう、黒は止めて平服にしませんか。結婚式でも礼服は黒だからという方は、ネクタイを白にしませんか。いつまでも悲しみ中心ではなく、仏法に遇う喜びを表現したいです。お浄土に往生されて仏様になられた故人も、それを望んでおられるのでは?
真宗門徒は服の色よりも、❝門徒式章❞【右写真】の着用を心がけたいです。
なお、喪服は、喪に服する立場の人が着るのが本来ですから、それ以外の方が着用されるのは間違いです。