《今年の永代経法要、お勤めしました》
4月29日、例年と同日に当寺永代経法要をお勤めしました。
しかし、例年のように多くの参詣者のお参りはなく、住職をはじめ寺内の僧侶のみでお勤めしました。
新コロナウィルスの感染拡大に対応しての異例の法要でした。
以下、簡単ではありますが、画像で法要を再現します。
「表白」(法要や儀式の始めに、その法要などの趣旨を仏祖の尊前で申し上げること)
敬って、大慈大悲の阿弥陀如来の御前に申し上げます。
今年も永代経法要をお勤めする四月二十九日を迎えました。
しかしながら、まことに残念なことに例年とは大きく異なり、参詣者をお迎えせずにお勤めするという異例の形となりました。
新型コロナウィルスの感染拡大に対応するためです。
どうぞ、この永代経法要をお勤めする時間に合わせてそれぞれのご家庭において、私たちと一緒にお参りしていただきたいと思います。
このような永代経法要は私が住職になってからは初めてでありますが、宗圓寺の歴史の中ではどうでしょうか。
八十年近く前の太平洋戦争の時は、明治維新後の廃仏毀釈の時は、さらに遡って戦国時代は、あるいは各時代において地震などの災害やあるいは今回と同じように疫病が流行した時はどうだったのでしょうか。
詳しいことはわかりませんが、今私たちがこうやってこの時代を生きているということは、それぞれの時代において先人方がご苦労を重ねながら生き延びてくださったことの結果でありましょう。
永代経法要は、現在まで仏法を受け継いでこられた先人方に感謝し、その願いの声に耳を傾け、受け継いで、さらに私たちが未来に向けて仏法を伝えてゆく思いを新たにする法要だと思います。
そういう思いを胸に、お釈迦様がお作りなられた『仏説無量寿経』を唱え、浄土真宗を開かれた親鸞聖人のお作りになった「正信念仏偈」をお勤めしたいと思います。
但し、今回はいつもの「正信念仏偈」に代わって、その意訳である「しんじんのうた」をお勤めします。
また、この法要は初の試みとして、インターネットで中継をしております。どうぞご覧になっておられる方は私たちと一緒に「しんじんのうた」をお勤めください。
最後になりましたが、この法要は全戦没者と東日本大震災犠牲者の追悼法要としてもお勤めします。
いま世界はかつての戦争と違って互いに争うのでなく、同じ敵と戦っております。
どうか世界中が同じ方向を向いて一つになる契機となりますよう、そして、一刻も早くこの事態が収束することを念じております。
皆様どうぞ、くれぐれもお気をつけください。
二〇二〇年四月二十九日 宗圓寺住職 釋顕象
なお、配信されたライブ画像はそのままYouTube上に残っておりますので、事前に「宗圓寺ご門徒の皆様へ:3」でご案内しました手順でご覧いただけます。
4月29日、例年と同日に当寺永代経法要をお勤めしました。
しかし、例年のように多くの参詣者のお参りはなく、住職をはじめ寺内の僧侶のみでお勤めしました。
新コロナウィルスの感染拡大に対応しての異例の法要でした。
以下、簡単ではありますが、画像で法要を再現します。
法要の冒頭、読経に先立ち法名軸(永代経志が上がった方の法名が記載されている)前でお焼香する住職(左端に着座、上に三幅の法名軸が奉懸されている)と、内陣全体の様子。中央には御本尊阿弥陀如来様がいらっしゃいます |
住職が一段高い礼盤[らいばん]に着座してご本尊阿弥陀如来の御前でお焼香をしています |
住職と左右に分かれて着席した法中(法要に参加する僧侶)が読経。今年は毎年の「仏説無量寿経」 と、「正信念仏偈」に代わってその意訳である「しんじんのうた」をお勤めしまいした |
ご本尊に向かって右側の法中、奥には宗祖親鸞聖人木像 |
読経後は、蓮如上人がお作りになった「御文章」を拝読 |
「表白」(法要や儀式の始めに、その法要などの趣旨を仏祖の尊前で申し上げること)
敬って、大慈大悲の阿弥陀如来の御前に申し上げます。
今年も永代経法要をお勤めする四月二十九日を迎えました。
しかしながら、まことに残念なことに例年とは大きく異なり、参詣者をお迎えせずにお勤めするという異例の形となりました。
新型コロナウィルスの感染拡大に対応するためです。
どうぞ、この永代経法要をお勤めする時間に合わせてそれぞれのご家庭において、私たちと一緒にお参りしていただきたいと思います。
このような永代経法要は私が住職になってからは初めてでありますが、宗圓寺の歴史の中ではどうでしょうか。
八十年近く前の太平洋戦争の時は、明治維新後の廃仏毀釈の時は、さらに遡って戦国時代は、あるいは各時代において地震などの災害やあるいは今回と同じように疫病が流行した時はどうだったのでしょうか。
詳しいことはわかりませんが、今私たちがこうやってこの時代を生きているということは、それぞれの時代において先人方がご苦労を重ねながら生き延びてくださったことの結果でありましょう。
永代経法要は、現在まで仏法を受け継いでこられた先人方に感謝し、その願いの声に耳を傾け、受け継いで、さらに私たちが未来に向けて仏法を伝えてゆく思いを新たにする法要だと思います。
そういう思いを胸に、お釈迦様がお作りなられた『仏説無量寿経』を唱え、浄土真宗を開かれた親鸞聖人のお作りになった「正信念仏偈」をお勤めしたいと思います。
但し、今回はいつもの「正信念仏偈」に代わって、その意訳である「しんじんのうた」をお勤めします。
また、この法要は初の試みとして、インターネットで中継をしております。どうぞご覧になっておられる方は私たちと一緒に「しんじんのうた」をお勤めください。
最後になりましたが、この法要は全戦没者と東日本大震災犠牲者の追悼法要としてもお勤めします。
いま世界はかつての戦争と違って互いに争うのでなく、同じ敵と戦っております。
どうか世界中が同じ方向を向いて一つになる契機となりますよう、そして、一刻も早くこの事態が収束することを念じております。
皆様どうぞ、くれぐれもお気をつけください。
二〇二〇年四月二十九日 宗圓寺住職 釋顕象
YouTubeでライブ配信 |
なお、配信されたライブ画像はそのままYouTube上に残っておりますので、事前に「宗圓寺ご門徒の皆様へ:3」でご案内しました手順でご覧いただけます。