今月の言葉(2020年6


※「今月の言葉」は、山門(A)と通用門(B)の各掲示板に毎月初めに掲示します。
   (山門脇の「言葉」は、真宗教団連合発行の「法語カレンダー」より)
※恥ずかしながら、住職が揮毫した「言葉」を掲示しています。
※本年は昨年の「A3仏教」に代わり、当寺をご紹介する画像を加えます。宗圓寺をより身近に感じていただければうれしいです。

昨年まではできる範囲で「今月の言葉」に解説らしきものを添えていましたが、多忙により不本意ながらそれらを省くことにしました。どうか、ご了承ください。
 

今月の言葉(A)

「人が何よりも執着せんとするものが
自己である」  (毎田周一師) 
  
※毎田周一[まいだ・しゅういち]・・・1906~1967、金沢出身、仏教思想家。暁烏敏に師事し西田幾多郎に学ぶ。仏教の教えを日常の言葉で語り多くの仏教解説書や詩を残した。










今月の言葉(B) 

「苦をまぬがれるには
  その苦を生かしていく道を
    学ぶことです   
            (蓬茨祖運師                      

※蓬茨祖運[ほうし・そうん]・・・1908~1988、石川県出身の真宗僧侶(東本願寺)、元九州大谷短期大学学長、仏教学者。





「3つの密」と「三密」
 
この頃はコロナ対応の「3つの密」がすっかり定着しましたが、“三密”は仏教の中でも密教において重要語です。
①身密:身に印契を結び、②語密(口密):口に真言を唱え、③意密(心密):意に仏を念ずる時、仏の三業(三密)が衆生の三業(三密)の上に加わり、仏と行者が一体となる。これを三密加持といい、この時、行者はこの身のままで仏になる(即身成仏)と説く。(以上、真宗以外の密教の教えですから、辞典からそのまま引用しました)

どうぞ皆様、お身体をお大切に。

※[今月の画像]はお休みしました。