今月の言葉(2022年8月)
※「今月の言葉」は、山門(A)と通用門(B)の各掲示板に毎月初めに掲示します。 (山門脇の「言葉」は、真宗教団連合発行の「法語カレンダー」より) ※恥ずかしながら、住職の揮毫でご紹介しています。 ※当寺をご紹介する画像を添えています。宗圓寺をより身近に感じていただければうれしいです。
今月の言葉(A)
「我が身を深く悲しむ心に
仏法のことばが響く」
(宮城 顗師)
※宮城 顗[みやぎ・しずか]・・・京都市に生まれる(1931~2008)、九州大谷短期大学名誉教授 真宗大谷派僧侶
今月の言葉(B)
「ひとさんに
堪忍してもらってばかり
おりますだがや」
(足利源左師)
※足利源左[あしかが・げんざ]・・・源左さんは「因幡の源左いなばのげんざ」で知られる、妙好人のお一人。天保13(1842)年生まれ、本名足利喜三郎。14歳の頃、土地の習慣により源左衛門と称するようになる。18歳の時、父が急死するが、「おらが死んだら、親様をタノメ」という臨終の言葉をきっかけに聞法に励む。入信は30歳ころといわれる。
[今月の画像] 宗圓寺の本堂(具足編)
本堂中央のご本尊(阿弥陀如来)の前には大小二つの机がある。
阿弥陀様のすぐ前の小さな机(上卓うわじょく)には、華瓶[けびょう]一対・蝋燭立[ろうそくたて]・火舎[かしゃ]を置く。この四つを「四具足しぐそく」という。お仏飯は、左右の華瓶の中央寄りに一つずつ供える。
床に直に置いてある大きい机(前卓まえじょく)には、向かって右寄り蝋燭立・香炉[こうろ]・花瓶[かひん]を置く。香炉は普通、土香炉と金香炉を前後に置き、土香炉には線香を入れる。お焼香をする時は予め前後を入れ替えておき、金香炉にする。蝋燭立と花瓶と香炉を合わせて(二つの香炉を一つに数える)「三具足みつぐそく」という。
なお、報恩講法要などのあらたまった法要では蝋燭立と花瓶を一対ずつにして、「五具足ごぐそく」にする。
少しわかりにくいが、中央阿弥陀様の下にある上卓に「四具足」、 その手前にある前卓に「五具足」。焼香用に金香炉が前方。 写真は報恩講のお荘厳(お飾り) |
上卓の「四具足」、蝋燭は木蝋(通常は木製のろうそく、火は灯さない) |
前卓の「三具足」、ここでは土香炉が前方にある |