今月の言葉 〈2026(令8)年2月〉
(A)「一切衆生の
救われる道でなければ
自分は救われない」
※金子大榮[かねこ・だいえい]・・・1881年 - 1976年、真宗大谷派僧侶、仏教思想家。大谷大学名誉教授。
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※「今月の言葉」は、山門(A)と通用門(B)の脇に月替わりで掲示します。
※(A)の言葉は真宗教団連合発行の「法語カレンダー」2026年版から、(B)は浄土真宗本願寺派東海教区少年連盟発行の「ほとけの子ども日めくり法語」からです。
※恥ずかしながら、住職の揮毫でご紹介します。
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【門徒ことば】
(門徒:浄土真宗の信者のこと)
「あさましい」
「あさましい」も「お恥ずかしい」も、かつてはまるで真宗門徒の常套句のように耳にしたものだ。
鈴木大拙師(禅の学者だが、「他力」の浄土教も評価)は、「あさましい」を「慚愧」、「ありがたい」を「歓喜」ととらえ、この2語の寄せては返す波のような信仰感情を、「あさましいからありがたく、ありがたいからあさましいのだ」として念仏者の宗教経験を解き明かされている。
「あさましい」も「お恥ずかしい」も“自覚語”という言い方があればそれだろう。共に、自分の罪業を自覚するところから出てきた言葉である。
『門徒ことば―語り継がれる真宗民話―』(三島清円著)より